小人閑居

「ベストセラー」より「知る人ぞ知る」といった本を紹介していきたいと思います。

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考えない人

考えない練習
  小池龍之介
    小学館文庫


難しい事は考えないようにして、日々、ボーッとしよう、という事ではなく、もっと五感を大切にしよう、という本。

本書では「イライラ」や「不安」をガマンするのではなく、消していくために、五感を使うようにしよう、と言っているのだが、それとは別に最近、「五感」がそっちのけで、ヴァーチャルなものばかりもてはやされているような気もしていたので、この本に興味を持った。

「よく考える」「じっくり考える」という事は、良い事だとされているが、果たしてそうなのだろうか。
度を越したものは「思考が暴走している」だけではないか、という指摘にはドキッとした。

「脳」は刺激的な事を好む傾向があり、それは「気持ちがいいこと」だけでなく「嫌な事」も方向の違いこそあれ、「刺激的」という点では同じ。
ネットの掲示板やブログなどが「炎上」と言って、乱暴な言葉が飛び交う事があるが、それは「脳」が刺激を求めた結果であるという。

「”これは自分じゃない”と思いつつ出している憎悪こそが普段は出せない自分の本当の姿」
という言葉は、耳の痛い人も多い気がする。

自分の意思でものを考えているように思えるが、実際は「脳」に考えさせられているだけではないか。
ちょっとした事で本来の思考から外れ、関係のないノイズ的な思考が積み重なり、それが原因で、混乱・イライラ・不安がつのっていく事が多い。
それなら、考える事を休める練習をしてみよう、というのが本書の趣旨。

正直、この本で提案された事を全て実行できる自信はない。
ただ、たまにはパソコンなどを使わず、手書きで本の感想の下書きを書いてみるなど、「便利なもの」をあえて使わない、という事をやってみるのもいいかと、思った。
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