小人閑居

「ベストセラー」より「知る人ぞ知る」といった本を紹介していきたいと思います。

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永遠のイタズラ小僧

聞かせてよ、
 ファインマンさん

  R.P.ファインマン
  大貫昌子・江沢洋 訳
    岩波現代文庫

「リチャード・P・ファインマン。
 1965年、ジュリアン・S・シュウィンガー、
 朝永振一郎とともにノーベル物理学賞を
 共同受賞」
・・・という紹介をしたら、ウンザリした
ような顔をするだろうが、
「リチャード・P・ファインマン。
 永遠のイタズラ小僧。何歳になっても
 好奇心の塊のような人。
 多くの人が口を揃えてこう言っており、
 自分自身もその通りだと、自認して
 いた。」
という紹介したら、ニッコリ笑うような
人である。

ちなみに「ファインマンさん」という
タイトルがつく本は他にもある。

「ご冗談でしょう、ファインマンさん」
「困ります、ファインマンさん」
「ファインマンさん、最後の冒険」

が、これは岩波書店が日本語版を出版する
時に勝手につけたタイトルで、原題には
”ファインマンさん”はつかない。
この”ファインマンさん”シリーズは日本
だけのものである。

一部、これまでのシリーズの中と重複する
話があるのが少し残念と言えば、残念。

印象に残ったのは、「スペースシャトル
”チャレンジャー号”事故少数派調査項目」

スペースシャトル チャレンジャー号の事故
調査委員の一人に選ばれ、調査報告書を作成
するまでの裏話的なことは、「困ります、
ファインマンさん」に載っているが、その時
にファインマンが作成した、間接的ではある
が、NASA の組織構造に由来する原因について
の報告書がこれである。
(本書の解説によると、NASA のメンツに
 関わることが書いてあるため、「付録」に
 格下げになったらしい)

NASA の上層部は
「行け行けドンドン、打上げスケジュールを
 守れ、じゃないと、予算が削られる。
 多くのスタッフが路頭に迷う」
一方、現場は
「毎回毎回、綱渡り。一回、オーバーホール
 しよう!」

結局、この現場の意見は、上層部には届く
ことはなかった。

この図式。
(自分も含めて)思い当たる人は少なくない
のでは?。
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