光より速く!?
2011/09/23 Fri. 20:41
「ニュートリノの速度は光の速度より速い、相対性理論と矛盾 CERN」
相対性理論によると光速より速いものはない。
だが、国際共同実験OPERA(オペラ)の研究グループは、ニュートリノの速度が光速より速いことを実験で見出したと発表した。
観測結果が正しい事が確認されると、相対性理論の修正が必要になってくる。
事の重大性が重大性だけに観測データをウェブ上に公開し、世界中の物理学者の精査を依頼している、という。
記事によると2007年にもニュートリノの速度が光速をやや上回っていた、という観測結果を得たが、誤差の範囲内のものだったという。
果たして間違っているのは観測結果か理論の方か。
それとも両方、間違っているのか。
両方、正解だったりすると面白いのだが・・・。
誰も思いもよらなかったような結果になってほしい。
相対性理論によると光速より速いものはない。
だが、国際共同実験OPERA(オペラ)の研究グループは、ニュートリノの速度が光速より速いことを実験で見出したと発表した。
観測結果が正しい事が確認されると、相対性理論の修正が必要になってくる。
事の重大性が重大性だけに観測データをウェブ上に公開し、世界中の物理学者の精査を依頼している、という。
記事によると2007年にもニュートリノの速度が光速をやや上回っていた、という観測結果を得たが、誤差の範囲内のものだったという。
果たして間違っているのは観測結果か理論の方か。
それとも両方、間違っているのか。
両方、正解だったりすると面白いのだが・・・。
誰も思いもよらなかったような結果になってほしい。
Fly me to the moon
2011/09/11 Sun. 15:23
「月面車の走行跡くっきり アポロ着陸地点の画像公開」
NASAは、月探査機LRO(Lunar Reconnaissance Orbiter)を月上空21キロまでに下げて、アポロ計画の着陸地点の写真を撮影、公開した。
月面車の走行跡までわかるほどの高解像度の写真は、ついつい見入ってしまう。
「アポロ計画では月に人間は行っていなかった」と主張する人達がいるが、そいういう人達はこの写真を見ても「捏造」の一言で片付けてしまうのだろう。
人類初、月に降り立ったニール・アームストロングは、こういう否定論者との不毛な議論に疲れてしまって(これだけが原因か分からないが)、今やほとんど「隠者」状態だという。
アポロ計画で月面に降り立った宇宙飛行士達のその後を追った「月の記憶」(その時の記事はコチラ)という本を読んだことがあるが、ニール・アームストロング以外も帰ってきてから、うまく「着地点」を決められた人はわずかだったらしい。
文字通り「別世界」を見てしまった者達。
元の生活に戻れ、と言われてもできるものではないだろう。
また、月の探査が注目されている。
再び人間が月面を歩く日がくるだろうか。
月のウサギに迷惑がられなければいいが・・・。
NASAは、月探査機LRO(Lunar Reconnaissance Orbiter)を月上空21キロまでに下げて、アポロ計画の着陸地点の写真を撮影、公開した。
月面車の走行跡までわかるほどの高解像度の写真は、ついつい見入ってしまう。
「アポロ計画では月に人間は行っていなかった」と主張する人達がいるが、そいういう人達はこの写真を見ても「捏造」の一言で片付けてしまうのだろう。
人類初、月に降り立ったニール・アームストロングは、こういう否定論者との不毛な議論に疲れてしまって(これだけが原因か分からないが)、今やほとんど「隠者」状態だという。
アポロ計画で月面に降り立った宇宙飛行士達のその後を追った「月の記憶」(その時の記事はコチラ)という本を読んだことがあるが、ニール・アームストロング以外も帰ってきてから、うまく「着地点」を決められた人はわずかだったらしい。
文字通り「別世界」を見てしまった者達。
元の生活に戻れ、と言われてもできるものではないだろう。
また、月の探査が注目されている。
再び人間が月面を歩く日がくるだろうか。
月のウサギに迷惑がられなければいいが・・・。
復活!?
2011/08/25 Thu. 22:43
「冥王星はやはり惑星? 議論が再燃」
今から5年前、冥王星が「準惑星」に降格された、というニュースが流れた。
天文学の世界では、かなりのドタバタ騒ぎだったそうだが、その時、「中心人物」と見なされてしまった人が事の顛末を書いた本を読んだことがある。
その記事はコチラ。
冥王星に関する論議は決着したとばかり思っていたが、議論は、まだ続いていたらしい。
記事の中に出てくる異論を唱える人がアメリカの研究機関に所属している、というのが、何かひっかかるが・・・。
(冥王星を発見したのはアメリカ人のクライド・ウィリアム・トンボー)
冥王星をどう呼ぶか、というのは、さておいて、興味深い天体の一つであることには間違いない。
最近、目にしたニュースでは、こんなものがある。
「冥王星、氷の下に液体の海の可能性」
今のところ、地球以外の太陽系の天体で、液体の水があるかもしれない、と考えられているのが、木星の衛星エウロパと土星の衛星エンケラドス。
エウロパとエンケラドスは「親」である木星や土星の巨大な潮汐力でこねくり回され、その摩擦熱で中心部は氷が溶けているのでは、と考えられている。
対して冥王星は月より小さい。それに太陽から最も遠い所にある天体。
そんな所に液体の水があるかもしれないなど、誰も思わなかったろう。
「冥王星で第4の衛星を発見」
この衛星は、太陽系初期に冥王星と惑星に匹敵する大きさの天体が衝突した後に誕生した可能性が高いそうだ。
しかも、まだ小さな衛星があるかもしれない、という。
そして、この変な天体には、今、探査機ニュー・ホライズンズが向かっている。
順調に行けば、2015年に冥王星の探査を開始する予定だが、きっと誰も想像もしなかったものを発見しそうな気がする。
今から5年前、冥王星が「準惑星」に降格された、というニュースが流れた。
天文学の世界では、かなりのドタバタ騒ぎだったそうだが、その時、「中心人物」と見なされてしまった人が事の顛末を書いた本を読んだことがある。
その記事はコチラ。
冥王星に関する論議は決着したとばかり思っていたが、議論は、まだ続いていたらしい。
記事の中に出てくる異論を唱える人がアメリカの研究機関に所属している、というのが、何かひっかかるが・・・。
(冥王星を発見したのはアメリカ人のクライド・ウィリアム・トンボー)
冥王星をどう呼ぶか、というのは、さておいて、興味深い天体の一つであることには間違いない。
最近、目にしたニュースでは、こんなものがある。
「冥王星、氷の下に液体の海の可能性」
今のところ、地球以外の太陽系の天体で、液体の水があるかもしれない、と考えられているのが、木星の衛星エウロパと土星の衛星エンケラドス。
エウロパとエンケラドスは「親」である木星や土星の巨大な潮汐力でこねくり回され、その摩擦熱で中心部は氷が溶けているのでは、と考えられている。
対して冥王星は月より小さい。それに太陽から最も遠い所にある天体。
そんな所に液体の水があるかもしれないなど、誰も思わなかったろう。
「冥王星で第4の衛星を発見」
この衛星は、太陽系初期に冥王星と惑星に匹敵する大きさの天体が衝突した後に誕生した可能性が高いそうだ。
しかも、まだ小さな衛星があるかもしれない、という。
そして、この変な天体には、今、探査機ニュー・ホライズンズが向かっている。
順調に行けば、2015年に冥王星の探査を開始する予定だが、きっと誰も想像もしなかったものを発見しそうな気がする。
外の世界
2011/08/20 Sat. 11:42
「多元宇宙論が検証可能に?」
「平行世界」というのは、SFでは使い古されたアイデアだが、それが本当かもしれない、という話。
「他の宇宙」を検知する方法は、宇宙誕生初期に他の宇宙と衝突した「傷跡」を探す、というもの。
さすがに「他の宇宙」があるかないかだけで、どのようになっているかまでは無理のようだ。
異なる自然法則の中に生きる生物とかいたら「地球外生命体」とのコンタクトどころの騒ぎではないだろう。
(そもそもコミュニケーションが成り立つかどうかも不明だが)
また銀河団の不可解な動きから「銀河団は既知の宇宙の外側にある物質の重力によって、強く引き寄せられている」と唱える研究者もいる。
「“暗黒流動”を観測、宇宙論を覆す?」
「暗黒流動、“宇宙の外側”の証拠を発見」
さらにビックバン以前にも宇宙は存在した、という説もある。
「ビッグバン以前の宇宙の存在に新説」
他の宇宙、というのはビックバン以前の宇宙なのかもしれない。
さらに別の研究では、他の宇宙は、それぞれ独立しているのではなく、入れ子構造になっているという説もある。
「ブラックホールは“別の宇宙”への扉?」
理論上、ブラックホールの中に存在するであろう特異点(あらゆる物理量が無限大になってしまう点)を考えなくてもいい、という点からの発想だが、まったく荒唐無稽というわけでもないらしい。
研究なのか、SFなのか、分からなくなりそうだが、おそらく事実は、もっと狂っているのだろう。
天文学者がSF作家でもあったり、SF作家が天文学を専攻していたりするケースはよくあるが、それがなぜだかよく分かる気がする。
「平行世界」というのは、SFでは使い古されたアイデアだが、それが本当かもしれない、という話。
「他の宇宙」を検知する方法は、宇宙誕生初期に他の宇宙と衝突した「傷跡」を探す、というもの。
さすがに「他の宇宙」があるかないかだけで、どのようになっているかまでは無理のようだ。
異なる自然法則の中に生きる生物とかいたら「地球外生命体」とのコンタクトどころの騒ぎではないだろう。
(そもそもコミュニケーションが成り立つかどうかも不明だが)
また銀河団の不可解な動きから「銀河団は既知の宇宙の外側にある物質の重力によって、強く引き寄せられている」と唱える研究者もいる。
「“暗黒流動”を観測、宇宙論を覆す?」
「暗黒流動、“宇宙の外側”の証拠を発見」
さらにビックバン以前にも宇宙は存在した、という説もある。
「ビッグバン以前の宇宙の存在に新説」
他の宇宙、というのはビックバン以前の宇宙なのかもしれない。
さらに別の研究では、他の宇宙は、それぞれ独立しているのではなく、入れ子構造になっているという説もある。
「ブラックホールは“別の宇宙”への扉?」
理論上、ブラックホールの中に存在するであろう特異点(あらゆる物理量が無限大になってしまう点)を考えなくてもいい、という点からの発想だが、まったく荒唐無稽というわけでもないらしい。
研究なのか、SFなのか、分からなくなりそうだが、おそらく事実は、もっと狂っているのだろう。
天文学者がSF作家でもあったり、SF作家が天文学を専攻していたりするケースはよくあるが、それがなぜだかよく分かる気がする。
起源
2011/08/19 Fri. 22:27
「生命の源は宇宙に? 隕石からDNAの成分発見 NASA」
NASAはDNAの基となる物質が隕石から見つかったと発表した。
これは、地球上の生命の起源は隕石や彗星がもたらした可能性があることを示している。
・・・と言っても人間の体を形作る元素は、本を正せば、恒星が作り出したもの。
こういう意味から「生命は宇宙から来た」と言っても、あながち間違いではない。
(ただ、その場合、地球自体も同じだが)
天文学者の故カール・セーガン博士は、講演の時など、この論法を使って、
「あなたがたと私(を形成する元素)は、かつて(何十億年前に)会った事がある(かもしれない)」
というのをよく話の枕に使っていたらしい。
()の部分は、意図的に省略して。
「宇宙人に会った」とかいう人は後を絶たないが、それも当然かもしれない。
なぜなら、我々自身が「宇宙人」だから。
NASAはDNAの基となる物質が隕石から見つかったと発表した。
これは、地球上の生命の起源は隕石や彗星がもたらした可能性があることを示している。
・・・と言っても人間の体を形作る元素は、本を正せば、恒星が作り出したもの。
こういう意味から「生命は宇宙から来た」と言っても、あながち間違いではない。
(ただ、その場合、地球自体も同じだが)
天文学者の故カール・セーガン博士は、講演の時など、この論法を使って、
「あなたがたと私(を形成する元素)は、かつて(何十億年前に)会った事がある(かもしれない)」
というのをよく話の枕に使っていたらしい。
()の部分は、意図的に省略して。
「宇宙人に会った」とかいう人は後を絶たないが、それも当然かもしれない。
なぜなら、我々自身が「宇宙人」だから。