小人閑居

「ベストセラー」より「知る人ぞ知る」といった本を紹介していきたいと思います。

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ハガネの男

超合金の男 -村上克司伝-
 小野塚謙太 アスキー新書


「超合金」
誰もが(特に男性)子供の頃、一度は「このオモチャを買って!」と
親にねだった記憶があるだろう。

その「超合金」を生み出した男の名前は「村上克司」
本来、キャラクター商品を生み出す立場ではあるが、主要キャラ、
メカのデザイン、演出面にまで口を出す。

様々な「伝説」があるらしいが、実際のところは、それほどでもない
事が大げさに面白おかしく伝わっているようだ。
ただ、「超合金」の誕生から携わっているだけに、影響力が大きく、
「悪しき象徴」「村上天皇」などと揶揄される事もあるらしい。

この本は、村上氏からのインタビューを中心とした「超合金」の
発展の歴史を解説したものである。


日本のアニメ・特撮は
「はじめにオモチャありき」
「オモチャ販売のための30分間のCM」
などと言われ、ある面、事実である。

また、その事が現場の作り手達の自由な発想を奪ってしまう。
(自分達がチャレンジしたいことと、商品の売れ行きに関係する事が
 対立した場合など)


しかし、「オモチャ」開発に関する裏話は非常に面白い。
10分の1ミリ単位の攻防や、特殊なカットが必要なオモチャの大量生産
のために日本中の街工場を総動員し、仏具やおみやげの小物の出荷が
一時的に全部、ストップした等、技術自慢から豪快な話までいろいろ。

村上氏の「超合金」に対する情熱が行間から溢れているのが見えるようだ。

少し贅沢を言えば、村上氏自身について、仕事以外の面も掘り下げて
欲しいと思った。
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