小人閑居

「ベストセラー」より「知る人ぞ知る」といった本を紹介していきたいと思います。

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”進化” を計測する!?

「フィンチの嘴」
 ジョナサン・ワイナー 樋口広芳・黒沢令子訳
(早川書房)

フィンチは、ガラパゴス諸島に生息するスズメくらいの大きさの鳥。

ピーター・グラントとローズメリー・グラント夫妻は、ガラパゴス諸島のダフネ島という小さな島で長年、フィンチの体長の計測を行っている。

データの分析から見えてきたことは、フィンチ達は、環境の影響に大きく左右されていること。

エサが少ない時期には、普段、食べない大きさの木の実まで食べることができる嘴の大きなフィンチが繁栄し、エサが豊富な時期には、効率よくエサを食べられる嘴が小さなフィンチが繁栄する。

嘴の大きなフィンチに有利な時期が続いたと思えば、次の年には、嘴の小さなフィンチに有利になるということも頻繁にある。

たえず、その中でこねくりまわされているフィンチ達。
たが、それは、フィンチ達だけの話ではなく、人間も含めた生き物すべても同じこと。

生き物の環境の変化に対する順応力は、あきれるほど強いのだ、と感じました。
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