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SFなニュース【錬金術】 

「錬金術」という言葉は、マンガの「鋼の錬金術師」がヒットするまでは、
マイナスのイメージを持たれていたと思う。

中世のイスラム世界やヨーロッパで盛んだった「錬金術」は、結局、金や
不老長寿の薬などを作り出すことはできなかったが、化学の発展の基礎に
なったのも事実だ。

ウイスキーなどの蒸留酒の作成方法を見つけたのも錬金術師達であると
いうから、酒好きの人は錬金術師達に感謝しなければならないだろう。

ところで、2010/03/23 の朝日新聞の科学面に「現代の錬金術」の話が
載っていた。
「現代の秘術でチチンプイ」

他の原子のまねをする原子の組み合わせが見つかったのだ。
現在、分かっている組み合わせは

チタン+酸素   =ニッケル
ジルコニウム+酸素=パラジウム
タングステン+炭素=プラチナ

自分を含めて、多くの人が「プラチナ」に反応すると思うが、化学の世界では、
これ以外にも組み合わせがあるかもしれない、という事で盛り上がっている。

「鋼の錬金術師」のアルフォンス・エルリックなら
「人は何かの犠牲なしに何も得ることはできない。
 何かを得るためには同等な代価が必要になる。」
と言うかもしれない。

が、そんな言葉を引用するまでもなかった。
今のところ作れるのは「100万分の1グラム」

あまりに微量で、実際の化学反応性も確認できない、また、大きな塊に
なっても、同じ性質が保たれるかも分からないとのこと。


これ以外の方法でも加速器を使えば「錬金術」は可能である。

記事によると「鉛原子を光速の7割程度まで加速して、ベリリウムなどの
標的に照射すると金ができる」らしい。

ただ「現在可能な最大強度の鉛ビームが得られたとして、金1グラムを
作るのに10万年、電気代は約100兆円ほど」だそうだ。

もはや「等価交換」どころの騒ぎではない。


だが
「そのころ僕らはそれが世界の真実だと信じていた」
と言える日がくるのだろうか。
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カテゴリ: SFなニュース

テーマ: 雑記 - ジャンル: 日記

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