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いつでも、そばにいるよ 

「図書館ねこ デューイ」
 ヴィッキー・マイロン  早川書房


凍えるような冬の朝。アメリカのスペンサーという
小さな町の図書館の返却ボックスに捨てられていた
子猫。
そして、それを見つけ、図書館で飼うことにした
館長のヴィッキーの2人(1人と1匹)の物語。

デューイ・リードモア・ブックスと名づけられた
猫は比較的おとなしいが、人見知りをせず、自分を
撫でたいと思う人を的確に見抜くことができる、
などの特徴を持っていたため(なによりハンサム猫)
来館者に愛され、地元の人に愛された。

そして、その話題はアメリカ中に広まり、日本の
NHKのドキュメンタリーにも登場することに
なった。

ただし、この図書館はデューイがいた、というだけ
で有名になった訳ではない。

館長のヴィッキーをはじめとするスタッフ(歴代
館長およびスタッフも)が小さいながらも地元密着
の図書館経営を行って、割と順調に行っている中で、
デューイというアイドルが現れ、不景気で苦しむ
地元の明るい話題になったからである。

当然、デューイの話が中心だが、館長のヴィッキー
という人物もかなりの苦労人である。

自身の健康上の問題、家庭の問題を抱えつつも、
仕事をしながら、大学で図書館の勉強をして、
図書館を充実させていこうとする。

パワフルな人のようだが、デューイが現れなかったら、
長く仕事を続けていられなかったのでは、と思って
しまう。
実際、デューイは2006年に18歳で死んでしまうが、
ヴィッキーも健康上の理由で、数年後に仕事を引退
している。

どんな時でも、そばにいてくれる人(人以外の生き物
でも)がいてくれる、というのはとても幸せな事なの
だ、という事をつくづく思った。
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カテゴリ: ヴィッキー・マイロン

テーマ: 読書感想 - ジャンル: 本・雑誌

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