小人閑居

「ベストセラー」より「知る人ぞ知る」といった本を紹介していきたいと思います。

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別世界

ナショナルジオグラフィック
 2010年8月号



特集は「水中洞窟」について。

内部が水で満たされた洞窟であるが、沖合いにある場合
と内陸にある場合がある。

特に内陸にある場合は、入り口付近は雨水による淡水の
層が最上部にあり、それが「蓋」の役目をしているため、
水の循環がなく、未盗掘の古代の王墓に匹敵するほど
貴重なものである。

記事の中や付録のポスターの水中洞窟の中を泳ぐ様子は
別世界としか思えない。
また、水の透明度が高いため、写真によっては、宇宙
遊泳をしているようにも見える。

だが、この世界は「美しい」だけの世界ではない。
有毒ガスの成分が溶け込んでいる水の層があるなど、
危険な世界でもある。
(潜水技術も特殊なものが求められるらしい)

ただし、危険と背中合わせだけに得られるものも大きい。
ここは新種の生物の宝庫なのだ。

今後、一体、どれほどの奇妙・・・もとい興味深い生き物
が発見されるだろうか。


他に興味がひかれた記事は、わずか1ページの記事だが、
「南極に降るいろんな雪」と題した南極の雪の結晶の写真。

誰もが知っている雪の結晶の形は、雪印のマークであるが、
形はこれ1種類だけではない。

「雪」(中谷 宇吉郎 岩波文庫)によると、雪の結晶の
形は、上空の気候により様々な形になるという。
(だからこそ著者は「雪は天からの手紙である」という
 言葉を残している)

写真が掲載されているのは9種類のみだが、中には、誰かが
デザインして作ったとしか思えないようなものがある。
これらの結晶には、一体、どんな事が書かれている「手紙」
なのだろうか。


「日本うるわし列島」では慶良間諸島の海が紹介されている。
鮮やかな色の魚やサンゴの写真もだが、それ以上に次の
一文に唸ってしまった。

「竜宮城の話には、珊瑚礁の海を見た人の記憶が混じって
 いるのではないだろうか?」

自分は実際に珊瑚礁を見た事はないが、それでも思わず
うなずいてしまう。


笑ってしまったのは「3秒ルールは本当?」という1ページ
だけの記事。

「3秒ルール」とは、食べ物を落としても3秒以内ならば、
汚くないから食べても大丈夫、というもの。

ちなみに「3秒ルール」は、似たようなものが世界各地に
あるらしい。人間の考える事は似たり寄ったり、ということ
なのだろう。

話を元に戻して、「3秒ルールは本当か?」という事だが、
研究者によると「全くのデタラメ」とのこと。

そりゃそうだ。


追記
今月号は「未知なる海」と題した別冊が付いていた。
海の環境保護に関する記事が掲載されているが、
印象に残るのは深海生物の写真の数々。

やはり、どう見ても宇宙生物にしか見えない。
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