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科学的に正しい、とは? 

「魂の重さは何グラム?」
  レン・フィッシャー 著
  林 一 訳
    新潮文庫


魂の重さを大真面目に量った科学者など、当時の常識に従った結果、まかり通ってしまった非常識についての本。

著者のレン・フィッシャーは「イグ・ノーベル賞」の受賞者。
(1999年 「ビスケットを食べる前に紅茶などに浸す最適な方法の計算」に対して、物理学賞を受賞している)

この本の中に登場してくる話は、今でこそ結果がはっきりしている話だが、当時は大真面目に議論された内容ばかりである。
しかも(現在から見れば)間違っている方の説を唱えた人達の中には、誰もがその名を知っているような人も含まれる。

ただし、その「間違い」を笑うような内容ではなく、当時、どのような議論が交わされたのかを詳しく解説している。
間違っている側も多くのトンデモさん達と異なり、自説を検証するための実験も行っている。ただ(後知恵だが)考慮すべき事が足りなかっただけであり、「科学者」としてのスタンスは何ら間違った所はない。

この本を読んでいると、教科書に「○○○の発明(または発見)」と一行で書かれている無味乾燥な事実が、急に「様々な人間の物語」に見えてくるから不思議だ。

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カテゴリ: レン・フィッシャー

テーマ: 読書感想 - ジャンル: 本・雑誌

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