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全体と部分 

「世界は分けてもわからない」
  福岡伸一  講談社現代新書



人は大きく「マップラバー」と「マップヘイター」に分類できるらしい。

「マップラバー」というのは「地図大好き人間」
自分の位置と目的の場所の位置を定めないと動けない、というタイプの人。鳥瞰的に世界を知る事が好きな人である。


「マップヘイター」というのは、その逆。
全体像には興味がなく、自分の前後左右などの関係性だけ分かっていれば十分、という人。


一見、「マップラバー」の方が良さそうに見えるが、実は道に迷いやすいのはこちら。自分の位置が特定できないと動くこともできなくなってしまうものらしい。

時と場合によるかもしれないが、自分は「マップラバー」の方であると思う。


「これについて調べなさい」と言われたら、まず全体の概要を把握して、その上で調査対象が、いくつかに分割できるなら分割し、それぞれの部分ごとに分解して機能を調べるだろう。
おそらくは、多くのひとがこのような方法でやるだろうと思う。


何かについて調べる時、それを細かく分けていかないと、どんな性質を持つものか分からない。
だが、分けたものを単純に合計したものが全体か、というとそうでもない。(特に生き物の場合)

そのような意味で「世界は分けてもわからない」のである。ただし、「分けないと理解できない」が・・・
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カテゴリ: 福岡伸一

テーマ: 読書感想 - ジャンル: 本・雑誌

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