「冥王星はやはり惑星? 議論が再燃」
今から5年前、冥王星が「準惑星」に降格された、というニュースが流れた。
天文学の世界では、かなりのドタバタ騒ぎだったそうだが、その時、「中心人物」と見なされてしまった人が事の顛末を書いた本を読んだことがある。
その記事は
コチラ。
冥王星に関する論議は決着したとばかり思っていたが、議論は、まだ続いていたらしい。
記事の中に出てくる異論を唱える人がアメリカの研究機関に所属している、というのが、何かひっかかるが・・・。
(
冥王星を発見したのはアメリカ人のクライド・ウィリアム・トンボー)
冥王星をどう呼ぶか、というのは、さておいて、興味深い天体の一つであることには間違いない。
最近、目にしたニュースでは、こんなものがある。
「冥王星、氷の下に液体の海の可能性」今のところ、地球以外の太陽系の天体で、液体の水があるかもしれない、と考えられているのが、木星の衛星エウロパと土星の衛星エンケラドス。
エウロパとエンケラドスは「親」である木星や土星の巨大な潮汐力でこねくり回され、その摩擦熱で中心部は氷が溶けているのでは、と考えられている。
対して冥王星は月より小さい。それに太陽から最も遠い所にある天体。
そんな所に液体の水があるかもしれないなど、誰も思わなかったろう。
「冥王星で第4の衛星を発見」この衛星は、太陽系初期に冥王星と惑星に匹敵する大きさの天体が衝突した後に誕生した可能性が高いそうだ。
しかも、まだ小さな衛星があるかもしれない、という。
そして、この変な天体には、今、探査機ニュー・ホライズンズが向かっている。
順調に行けば、2015年に冥王星の探査を開始する予定だが、きっと誰も想像もしなかったものを発見しそうな気がする。
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