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考察魔になる方法 

思考の整理学
 外山 滋比古  ちくま文庫


以前、「東大・京大で1番読まれた本」という帯で話題になった本。

よく売れただけに、いつも行く何軒かの古本屋には大抵、何冊が揃っている。
本自体とは関係ないが、古本屋の楽しみの一つに「過去の流行に思いを馳せる」というものがある。
売れた本ほど分かりやすいが、この本は、まさにこの遊びができる類の本だった。

前半は「考える」ことについてのエッセー。後半は「論文を書く」という前提のハウツー物という感じになっている。

なるほどと思ったのは、名案が思い浮かびやすい「3上」
・馬上(今なら通勤電車内)
・枕上(特に朝)
・厠上(厠=トイレ)

振り返ってみると、煮詰まっている時に解決案が思いつくのは、職場の自分の席ではなく、全く関係ない事をしている時だったりする。

じっとして考え込んでいるよりも、半自動で何かしている時の方が名案が思いつきやすいらしい。
ダーウィンは「進化論」の研究の際、よく庭を散歩して、考えを巡らせていたそうだ。


そして、名案を思いついても、すぐには使わないで、一旦、寝かせる。

テレビで見たが読書感想文も読んだ後、すぐには書かない方がいいらしい。忘れても構わない枝葉末節は切り捨てて、印象に残った部分だけが残るだからだそうだ。
仕事でも大事な資料を作った後、見直し作業は、すぐには入らず、少し間を置いて(できれば次の日に)から入るようにしている。
また、この感想自体も読んでから少し時間がたってから書いているがうまくいっているだろうか。


さらにまとまった考えはとりあえず書き、読んでみる。(声に出さなくてもよい)
読んで、つっかえた所が考えがまとまりきってない部分だ、というもの。

少し前に5分間スピーチをする事になったが、ちょうどその少し前にこの本を読んでいたので、この手法を使ってみた。
発表するつもりで(声は出さずに)読んでみたが、確かにつっかえた部分は、ちゃんと整理ができていないとうすうす感じていた部分だった。


ちなみに実際のスピーチは、緊張してボロボロ。こういうものは回数をこなさないと・・・。


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カテゴリ: 外山滋比古

テーマ: 読書感想 - ジャンル: 本・雑誌

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