小人閑居

「ベストセラー」より「知る人ぞ知る」といった本を紹介していきたいと思います。

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「外」の世界

宇宙は本当にひとつなのか
  村山斉
    講談社



ブルーバックスのシリーズでは珍しく出版後、3ヶ月以上経っても、新聞に広告が載るほど人気がある本書。

SFの世界では「パラレルワールド」というアイディア自体は、それほど珍しいものではない。
だが、それが事実かもしれない、としたら?

宇宙論の世界は、観測も難しいので、理論や式の解釈一つで大きく宇宙の構造が変わってしまう世界だ。
それだけにSFと現実の境界線がはっきりしない世界でもある。

好きな人には、そういう所が魅力の一つでもあるだろうし、興味のない人には、胡散臭い話とあしらわれてしまう。


本書では前半で、これまで分かってきた宇宙論を解説し、後半でタイトルにあるとおり「多元宇宙」の説明をしている。

そもそも何故、「他の宇宙」とかいう考えが注目されてきたのだろうか。
それは計算の間違いを認める事(=理論のほころびを認める事)と宇宙の「外の世界」を認める事を天秤にかけた結果である。

相対性理論や量子力学の理論にほころびがある、という可能性は、ありえないことではないが、これまでさんざん「追試」を受けてきたので、ちょっと考えにくい。
対して、「外の世界」は、それっぽい観測結果が見つかっている事もあるので、こちらを考えた方がよさそう、と考えられたから。

“暗黒流動”を観測、宇宙論を覆す?

暗黒流動、“宇宙の外側”の証拠を発見

多元宇宙論が検証可能に?

「多元宇宙」が事実にせよ、間違っているにせよ、まさに「事実は小説より奇なり」だ。
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