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「感謝したまえ」 「はい、おとうさん!!」 

「星守る犬」
  村上たかし 双葉社


男は失った。

健康。そして自らの職。


男は、さらに失った。
家族との絆。そして住むべき家。


男が失わなかったもの。
一台の車と一匹の犬。


そして男は旅に出た。
ワゴンのトランクに全財産、助手席に犬を乗せて。
「故郷に帰らばなんとかなるさ。自分一人と犬一匹くらい」

途中、男は全財産の財布を盗まれ、車上暮らしのホームレスに
なってしまうが、悲壮感は感じられない。
淡々とした男の語り口のためなのか、常に離れず犬がいるため
なのか。

男が犬に語りかける。
「何もかもなくなったのに、隣におまえがいるからって、
 ヘンに幸せだぞ」
だが、病気は容赦なく男の体を蝕んでいた・・・。


悲しい話だが、登場する犬や人物の描かれ方のためか、
穏やかな気持ちになる話だった。
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カテゴリ: 村上たかし

テーマ: 読んだ本の紹介 - ジャンル: 本・雑誌

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