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川口教授式思考法 

「はやぶさ」式思考法
  川口淳一郎
    飛鳥新社


探査機「はやぶさ」のプロジェクトマネージャを努めた川口教授。

その川口教授が「はやぶさ」をはじめとした各種人工衛星のプロジェクトから得た考え方のポイントをまとめたもので、正確には「川口教授式思考法」とでも呼ぶべきもの。
ただし、「はやぶさ」が最も長く関わった仕事(約20年!)なので、タイトルが違うとも言い切れない。

目次を見れば、どのような事が言いたいのか骨子だけは分かる。(一部、中身を読まないと分からないものはあるが)
最初のページから順番に読まなくても、目次から気になる章を先に読む、といった読み方をしても特に問題のない構成となっている。

個々の内容は「なるほど」と思う事はあっても、奇をてらったような変な表現がなかったので、ストレスなく読める。
(最近の本(特に新書で)タイトルだけは人目を引くが、中身がないものが多く、そういう表現のものをみると、それだけで読む気がなくなってしまうので)

特に印象に残ったのは、
「減点法を止めて、加点法にしよう」
「(問題点を指摘するのではなく)”こうすればできる”と考えよう」
「学びのプロになってはいけない」(=「学ぶ事」自体が目的化してはいけない)
という点。

他人や自分の短所は長所より良く見えるし、問題点ばかり指摘し続けていると、何となくやっているように見えるが実は何も前に進んでいない。
勉強自体は悪い事ではないが、それが自己目的化すると、いつまで経っても「勉強中」になってしまう。

・・・やはり「減点法」的な感じになってしまった。
本書の中でも「減点法」的な評価は「科挙」以来の根深いもの、と言っていたが、自分自身もどっぷりつかっているのがよく分かる。

ちょうど今、仕事で後輩の教育中なので、まずは「加点法」というのを心がけてみようと思う。


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カテゴリ: 未分類

テーマ: 読書感想 - ジャンル: 本・雑誌

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