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キレ者 

暴走老人!
  藤原智美
     文春文庫


数年前、突然、キレる老人が増えてきた、というニュースがよく流れた。
「暴走老人」という言葉があちこちで使われたが、本書は、その言葉を世に定着させた本らしい。
老人の暴走を「時間」「空間」「感情」をキーワードに考察している。

「老人」だけを問題にしているのかと思っていたが、読み進めていくうちに「老人」だけに当てはまる話ではない事に気がつく。
突然、キレるのが目立ったのがたまたま「老人」というだけなのだ。

「暴走老人」という言葉が先か後だったかは忘れたが「クレーマー」「モンスターペアレント」等という言葉もある。
また、そういう言葉にはなってないが、「子供」「青年」「中年」も突然、キレる事がある。

その根っこになる原因の一つとして、一番、印象に残ったのは
「コミュニケーション能力の不足」

「キレる」という事は、一方的なコミュニケーションの断絶、対話の拒否。

インターネットや携帯電話が普及し、コミュニケーションの手段は格段に進歩したはずだが、皮肉にも直接、人と対話する能力は低くなってしまったのだろうか。
コミュニケーション能力、と言われたら、自分は高い方ではない、というより低い方に分類されるので、あまり偉そうな事を言えた義理ではないが・・・。

やろうと思えば、かなりの事がメール等、人と面と向かう必要なく、話をする事ができるが、人と直接、話をする機会とメールで済む機会があったら、直接、話をする方を選ぶようにしたい。
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カテゴリ: 未分類

テーマ: 読書感想 - ジャンル: 本・雑誌

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