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怪異19編 

10月はたそがれの国
 レイ・ブラッドベリ
 宇野利泰 訳
  東京創元社


レイ・ブラッドベリの短編集。

表紙のイラストが不気味な印象を与える、と思っていたが、やはり不気味な話が多い。

印象に残ったのは「使者」「風」の2編

「使者」
病気で寝たきりの主人公。

その飼い犬は話相手として、近所の人を連れてくることがあったが、ある時、帰ってこなくなってしまう。
事故に巻き込まれて死んでしまったのかと思われたが、そうではなかった。
「客」を連れてくるのに時間がかかっただけだったのだ。

それもそのはず、「客」は死の国にいたのだから・・・。

死者が生き返る話「ペットセマタリー」(スティーブン・キング)を思い出してしまった。
「使者」で訪問してきた「客」は、生前と同じか、それとも「ペットセマタリー」のように「別のモノ」が入り込んだものなのか。

「風」
風の中に潜む「何か」に命を狙われるようになってしまった男の話。
男は戦争中、ヒマラヤ地方で、風が生まれ、死ぬ場所を発見し、そこで「何か」の秘密まで見てしまう。
男の話を聞かされた友人は、半信半疑だが、男の切羽詰った様子に異常事態が起きている、という事だけは感じとる。

霧の中の「何か」に襲われるのは「ザ・フォッグ」という映画。
こちらは「怨霊」とでも言うべきものだったが、「風」の中に潜む「何か」は、もっと掴みどころのないものとして表現されている。

言われてみれば、風(特に暴風)は、時に何か意識があるもののようなふるまいをしている気がする。
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カテゴリ: レイ・ブラッドベリ

テーマ: 読書感想 - ジャンル: 本・雑誌

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