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割りを食う話 

ナショナルジオグラフィック
 2012年12月号


印象に残った記事は次の3つ

・ガザ地区の密輸トンネル
重い話。
イスラエルの経済封鎖により、人や物資の行き来を制限されたパレスチナ・ガザ地区。
隣接するエジプトに通じる密輸用の地下トンネルが住民の暮らしを支えている。

その多くが、いつ崩れてもおかしくないような粗末なトンネル。だが、それに頼らなければならない。生きるために。
政治の都合で、割を食うのは、いつも庶民。

・極楽鳥を追いかけて
世界に39種いる「極楽鳥」と呼ばれるフウチョウ科の鳥。
その39種全てを写真に収めた”紳士録”

大航海時代、フウチョウの剥製は足を切られた状態で本国に送られた、という。
それを見たヨーロッパの人々は、「この鳥は木にとまらず、ずっと飛んでいるから、足がないのだ」と思い込んだらしい。

本来なら「そんなバカな」と一笑に付すところだが、フウチョウの姿を見ると、そう思ってしまうのも無理はない、と納得してしまう。

また、フウチョウの仲間は、ユニークな求愛ダンスでも知られる。
しかも彼らは、自分のダンスがよく見えるように「舞台」を整えることまでするらしい。

まさに「極楽」の名前がピッタリ、という感じの鳥。
今回、重い話の多い中で、ホッと一息つける記事だった。

・メタンは善か悪か
石油や石炭に代わるエネルギーとして注目されるメタン。
新聞やテレビで時々、メタンハイドレートの話題がとりあげられることもあるので、知っている人も多いだろう。

が、「負の面」が語られる事は少ない。
メタンは燃やせば、比較的クリーンなエネルギー源だが、そのまま大気中に放出された場合、二酸化炭素以上に温暖化を加速させてしまう。

米国では採掘の競争が過熱気味で環境への影響調査や汚染対策が不十分なまま、「石炭に比べれば環境負荷が小さい」(石油と比べたら?は不明)という美名の元、採掘が先行しているらしい。
この構図、単語を入れ替えたら、どこかで聞いた話そのままのような気がするが、気のせいだろうか。
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カテゴリ: 雑誌

テーマ: 読書感想 - ジャンル: 本・雑誌

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