小人閑居

「ベストセラー」より「知る人ぞ知る」といった本を紹介していきたいと思います。

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USO800完全準拠

虚構新聞2013
 虚構新聞社
  宝島SUGOI文庫



ウソニュースを配信しているサイト「虚構新聞」
2011年~2012年にかけて掲載されたニュースのうち特に好評だったものに一部、加筆・修正を行い書籍化したもの。

単純に笑いを取ろうとしている記事から、風刺を込めつつ笑える記事にしたものまで多種多様な記事が収録されている。

少しだけ欠点を挙げるとすれば、目次にすべての記事のタイトルが掲載されていない、という点。("etc."となっている)
一度、読んだ後で気になった記事をもう一度読もうと探す時、迷子になってしまった。

風刺の方は、ややもすると特定の人物や出来事を誹謗・中傷する事に陥りがちだが(そういうものは読んでいても著者の「怒り」が伝染してしまいそうになるが)本書は、あくまで「笑える」内容になっている。
この辺りは「ネタ」に対しての愛情のなせる技なのだろう。
特に鳩○元首相に対しては(ネタの宝庫として)思い入れが強かったようで、その引退のニュースが流れた時は、ひどく残念がっていた。

ところで「橋下市長、市内の小中学生にツイッター義務化」は本物の記事と勘違いしたユーザが広めてしまい、「虚構新聞」がまさかの謝罪をする事になる騒ぎまで起きた。
「明確にウソと分かるようすべき」と批判されたのだが、その「返し」としての記事には、"ウソ"の文字が何十箇所も登場するものだった、というシャレたこともする。

【「返し」の記事】
「"書店にレモン仕掛けた" 京都、6800人が避難」(本書には未収録)
http://kyoko-np.net/2012051602.html

この騒ぎの時、サイトのタイトルからして「虚構」と名乗っているにも関わらず、何故、記事の内容を真に受けてしまうのかが不思議だった。
また「ツイッター義務化」以外の記事でも、ネットを見ると真に受けいる人がいるのを目にして、少し考え込んでしまった。

おそらく記事を引用したものを、孫引きしているうちに、「虚構新聞」の記事であることが抜け落ちてしまったのだろう。
もし多くの人が信頼しているサイトで、記事の出所や引用先を書かないままウソニュースを掲載していたら・・・。

なんでもかんでも自分で確認する訳にもいかないが、重要な問題ほど、そのニュースの出所を複数のルートで確認すべきなのだろう。
その昔、アメリカで火星人襲来のラジオドラマの内容を本当のニュースと勘違いした人がパニックを引き起こした、という話は有名だが、その時でも、多くの人は他のラジオ局のニュースを聞いたりして、確認を取っていたそうだ。

ちなみに、独断と偏見で選んだ一番面白い記事は「全日本匙投げ選手権」の記事。
カエサル選手が失格になった理由が秀逸。

チクリと皮肉を交えつつ、全体としては「笑い」でまとめる能力、自分も欲しい。

※タイトルの「USO800」は「げんれい工房」http://www.genrei-koubou.com/で使われていたもののパクリ。
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