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監視社会? 

ナショナルジオグラフィック
 2013年3月号


印象に残った記事は次の3つ。

・写真は語る  被災地の親子 今日も一歩、一歩
ごく普通の家族の記念写真。
ただ一点、背景に地上に打ち上げられた船や倒れた神社の鳥居、瓦礫の山があるのが普通ではない。

写真を撮ってもらった家族は、皆、笑顔。背景とのギャップに戸惑ってしまう。
笑顔を見せられるまで、どのような「物語」があったのか、想像もつかない。
数ページの記事だが、かなり「重厚」な内容と感じた。

・無人飛行機がやってくる
アメリカでは2012年2月に、オバマ大統領が署名した法律により、2015年9月30日までに米国の空を無人飛行機に広く開放することになったらしい。
(ただし、許可制。しかも許可を受けて、実際に無人飛行機を飛ばしているのは少数の自治体のみ)

無人飛行機は軍用から民間ビジネスに可能性を広げているが、悪用の可能性も抱えている。

台風や活火山など危険な場所の観測ならばよいが、気になるのは「プライバシー」の問題。
また、実用化されていないが技術が発達すれば、「武装」させる事もできるだろう。

アーサー・C・クラークの「過ぎ去りし日々の光」に出てきた「ワームカム」(ワームホールを利用したカメラ。距離を気にせず、さらには時間さえも遡る事ができる。)を思い出した。
「防犯カメラ」も同じだが、「安全」の美名のもとに導入を進めた挙句、気がつくと、SFでありがちな「監視社会」が実現していた、という事になりかねない。

ところで、「防犯カメラ」という言葉を使ったが、個人的には「監視カメラ」の方が実態にあっていると思う。

・夜の庭園散歩
前の2つの記事とガラッと趣きが異なり、純粋に楽しめる写真。
世界各地の庭園の夜の風景が掲載されている。

ライトアップされた光、月明かりだけで浮かび上がる光景は昼間とは全く違った印象を与える。
一瞬、映画のワンシーンか、絵画かと見誤ってしまうものもある。

ただ、一番、印象に残ったのは「夜桜」の写真。
これはもう「刷り込み」のようなものなのかもしれない。
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カテゴリ: 雑誌

テーマ: 読書感想 - ジャンル: 本・雑誌

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