小人閑居

「ベストセラー」より「知る人ぞ知る」といった本を紹介していきたいと思います。

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お前は、もう死んでいる・・・?

それでもテレビは死なない
 奥村健太
  技術評論社


本書は「書評でつながる読書コミュニティ 本が好き」より献本頂きました。感謝。

テレビのディレクターが、現場からの視点で、現在のテレビ業界をどう見ているかを綴ったもの。
テレビ業界の内側を暴露、といったものではなく、テレビ業界の抱える構造的な問題点を考え、どうしていくべきかを考えたもの。

・速報性を取るか、確実さを取るか
・視聴者が喜ぶニュースを取るか、本来的な意味で伝えるべきニュースを取るか
・「演出」と「やらせ」は、どこに境目があるか
などを論じている。
その内容からすると、著者は、良心的なディレクターであると感じられる。
ただ、果たして「良心的なディレクター」は、テレビ局で報われているのだろうか、と心配にもなってしまう。

「テレビがつまらなくなった」と言われて久しい。
家にいる時は、大抵、テレビをつけているが、それでもパソコンをいじりながら、横目で見ている、といった程度。
ちゃんと見ている、と言える番組は少ない。
(それでも「映像の影響力」は絶大なので、何か目をひくものがあると、見入ってしまうことはある)

横目で見る時でさえ、見たいと思える番組がない場合もしばしば。
そんな時は、一番ガマンできそうな番組にチャンネルを合わせるのだ常だ。

地デジ(地上デジタル放送)完全移行後、「テレビを持たない」という選択をした人も少なくないと聞く。
自分は、そこまで踏み切れないにしても、そういう選択をする人の気持ちも分からないではない。

ただ、テレビがつまらなくなったのは、作り手だけのせいだろうか。
ゼロではないが、かと言って100%というわけでもないと思う。

「国民のレベル以上の政治家は生まれない」という言葉があるが、テレビにも同じ事が言える気がする。
安易な作りの番組には「No」を突きつけ、キチンとした理念を持って作成された番組には、インセンティブを出すといったような仕組みも考える必要があるかもしれない。

マジメにニュースや番組作りを考えている人が報われる仕組みにしなければ、「テレビは死なない」だろうが、先は明るくないと思う。

ところで、テレビで是非とも見てみたい番組がある。
それは「地デジ移行の意義と、その後」

地デジ移行には、どんな意義があったのか?
空いた電波の領域は、今どのように活用されているのか?
そして、その後、地デジの特徴を生かした番組は、どれくらいあるのか?
少なければ、その理由は何なのか?

「2K」「4K」だの、その先の「8K」などと言う前に、この辺りをちゃんと検証しておいた方がよいのでは、と思う。

自分が見たいのは「きれいな画像の番組」ではなく、「面白い番組」だから。
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