小人閑居

「ベストセラー」より「知る人ぞ知る」といった本を紹介していきたいと思います。

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懐かしい別世界

ナショナルジオグラフィック
 2013年7月号


印象的な記事は次の3つ。

・探査車が見た火星
NASAが火星に送り込んだ探査車は4台。
ソジャーナ(1997年7月着陸。1997年9月通信途絶)
オポチュニティ(2004年1月着陸)
スピリット(2004年1月着陸。2010年3月通信途絶)
キュリオシティ(2012年8月着陸)

その中のキュリオシティがとらえた火星の姿についての記事。

火星の風景の写真を見た時、不思議な気持ちにさせられるのは、
「遠い世界の風景なのに、見覚えのある風景に見えてしまう事」

しかも写真自体、ボケボケなどではなく、非常に鮮明。
技術が進んで、鮮明な写真が撮影できるようになったがために、かえって信じにくい写真になってしまう、という皮肉。
(もちろん「信じにくい」というのは第一印象だけにすぎないが)

旅行先で、既視感にとらわれるのは錯覚にすぎない、という事はすぐに理解できる。
が、目にした写真が「他の惑星」の風景なのに、既視感にとらわれる、というのは何とも言えない落ち着かない気分になる。

今のところ、火星には水が存在した痕跡があることは分かっている。
が、「火星人」の存在は誰も証明していない。
まだ、活動中の探査車は、どんなデータを送ってくるだろうか?

・太陽系 激動の過去
2013年2月にロシア・チェリャビンスク州に隕石が落下したニュースは記憶に新しい。

この記事は40億~38億年前の「後期重爆撃期」と呼ばれる期間の研究についての記事。

太陽系の誕生直後は木星・土星・海王星・天王星の4惑星は、互いにもっと接近していて、軌道も円軌道だった、という説を紹介している。
(海王星・天王星の順番も違う、というのが特に面白い)

お互いの重力が影響しあって、少しずつ現在のような楕円軌道になっていったらしい。
そして、その中で、「彗星の基」も弾き飛ばされたり、「爆撃」されたりしたそうだ。

惑星の軌道は、ある程度の幅の中で揺れ動く事はあっても、太陽からの距離の順番が(一時的にではなく)入れ替わるほどの変動はない、と思っていただけに驚きだった。
惑星の軌道が変わる、という事は、惑星同士の軌道が重なる事もありえそうな気がする。
が、遠い遠い未来なので、気にしないでおこう。

・最後のさえずり
ヨーロッパでは保護されている渡り鳥が、規制が緩い国や地域に入った途端、狙われる、という話。

罠にかかった鳥の写真も載っているが、鳥には表情がなく、平然としているようにも見えてしまうのが、痛々しい。
こういう話では人間よりも鳥を保護するのか、という話が出てくるので悩ましいところではある。

記事の中の救いは、規制が緩い国のハンター達は、優れたバードウォッチャーでもあるという事。
つまり鳥に対して「尊敬」や「愛」も持っている。
記者が持っていた鳥類図鑑がひっぱりだこだったという。

こういう人たちが、乱獲は自分達の収入源が減少する事だ、と肌で感じるようになってくれなければならないと思う。

ひとつだけひっかかるのは「楽しみのため」に狩りをする人たちがいること。
「食べるため」「生活のため」「自分の命を守るため」なら理解できるが、「楽しみのため」は、理解できない。
こういうのは徹底的に取り締まって欲しい。
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