小人閑居

「ベストセラー」より「知る人ぞ知る」といった本を紹介していきたいと思います。

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写真の力、写真の罪

ナショナルジオグラフィック
 2013年10月号


今月号は、ナショナルジオグラフィックの創刊125周年特別号。

付録として、ナショナルジオグラフィックの表紙を集めたポスター(全号ではない)が付いている。
国によって表紙の写真が違う事もあるので、見覚えのない表紙もあったりする。

自分が購読を始めた1999年4月号の表紙があるかと探したが、掲載されていなかった。
・・・残念。
財政的に苦しい、読んでる時間がないほど忙しい時期などあったが、自分の定期購読最長記録を更新している。
(ちなみに「○年の科学」が第2位)

今月号の表紙は三つ折という珍しい形。
これまでナショナルジオグラフィックに使われた写真(表紙以外の写真も含む)で飾られている。
最も大きいのは1985年6月号の表紙に使われた「アフガンの少女」の写真。

この写真は、ナショナルジオグラフィックを代表する写真の一つであるため、どこかで見た事だけはある、という人もいるだろう。
アフガニスタンの難民問題に注目を集めるきっかけになった一枚である。
この少女は、その後、消息不明となっていたが、17年後、奇跡的な再会を果たした、というドラマもあったそうだ。
(2002年4月号の表紙を飾っている)

特集は「写真-限りない可能性」
それが
「目撃する」
「証明する」
「つながる」
「明らかにする」 
「賛美する」
「保護する」
という6つの切り口で展開される。

ケータイ、スマホのカメラが普及し、身近になった写真。
加えてソフトも進歩し、撮影した写真を加工することも比較的簡単にできるようになった。

合成、偽造などの問題はあるが、写真(映像もだが)の持つ「力」は依然、大きい。
(合成、偽造は写真が発明された当初からあったらしい)

印象に残ったのは「明らかにする」「賛美する」のテーマ。

「明らかにする」では、北朝鮮の住民の素顔が取り上げられていた。
写真が素晴らしいナショナルジオグラフィックだが(ナショナルジオグラフィックの記者と言うと尊敬の眼差しで見られるが、写真家ではなく、文章を書く記者、というと明らかにがっかりされるらしい)
このテーマでは、北朝鮮の脱北者の次の言葉が印象に残った。
「私たちは普通の人間です。
どうか忘れないで下さい。人々は生活を営み、仕事を求めて争い、けんかもします。
暮らしの根本は、韓国や米国とさほど変わらないのです。」
そして、それに続く記者の次の一文。
「あるいは、世界中のどんな場所とも。」

「賛美する」の方は純粋に楽しめる写真だった。
テントの上に潜望鏡を付け、風景を地面に投影している。
ピンホール(針穴)写真と同じ原理で地面に投影しているもの。

以前、ピンホールカメラで写真を撮っていたので、興味を持った。
ピンホールカメラを使っていた時もそうだったが、レンズを使わずとも写真が写る事が、なんだか不思議な感じがする。

自分のピンホールカメラ歴は
ポラロイドのキット
 ↓
「大人の科学」の付録
 ↓
デジタル一眼のキャップに穴をあけた、デジタルピンホールカメラ(笑)
と変遷している。

久々に使ってみようか、という気になってきた。
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ありがとうございます

創刊125周年特別号を取り上げていただき、ありがとうございます。

  • 20131028
  • おおつか ♦-
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