小人閑居

「ベストセラー」より「知る人ぞ知る」といった本を紹介していきたいと思います。

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終わり所

内なる宇宙
 ジェイムズ・P・ホーガン
  創元SF文庫


「星を継ぐもの」「ガニメデの優しい巨人」「巨人たちの星」の<巨人たちの星シリーズ>の続編。

架空戦争に敗れたジェヴレンが舞台。
ガニメアンと地球人類は、ジェヴレン全土を管理していた万能コンピュータシステム「ジェヴェックス」を停止し、ジェヴレン人の自立を促そうとしていた。

が、それは思ったようには進まず、怪しげな宗教団体が乱立。
その宗教団体が起こす騒ぎで社会が混乱する事もしばしば。

当初、至れり尽くせりの「ジェヴェックス」停止による「禁断症状」のため、と考えられた。

しかし、行政官ガルース(元シャピアロン号の指揮官)の見るところ、原因は、それだけではなさそうだ。
ただし、それが何かまでは見当もつかない。
そこでガルースは旧知のヴィクター・ハント博士に助けを求めた・・・。

まず感じたのは<巨人たちの星シリーズ>の続編でなくても良かったのでは?という疑問。

「序」を読むと、著者は編集者に「ジェヴレン人のその後は、どうなったか描ききっていない」と言われたのと、以前から暖めていたアイディアを展開できる設定を持つのが、ガニメアンの高度なコンピュータシステムであったそうだ。
この部分で「著者の想い」よりも「会社の都合」を優先したと解釈してしまったためだろうか「週刊少年ジャンプの、終わらせ所を見失った超人気マンガ」と同じ匂いを感じてしまった。

ガルースがなぜ原因は当初、考えられていたもの以外にある、と感じたか不明、それにタイトルにもなっている「内なる宇宙(エントヴァース)」の設定が分かりにくいという事などがあり、今一つ、話の中にのめり込めなかった。

本作のために補足すると「星雲賞」を受賞しているので、面白い作品ではあると思う。
単に個人的な好みに合わなかった、というだけでしかない。

先ほども触れたように「序」では「ジェヴレン人のその後」を言われたのが、続編を描く理由の一つだったらしいが、同じ論法で「エントヴァースのその後は、どうなったか描ききっていない」と言う事は可能。
また続編が出てきそう、と思ったら、ウィキペディアによると未訳の「Mission to Minerva」があるらしい。
・・・出版されたら、読むだろうか?
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