小人閑居

「ベストセラー」より「知る人ぞ知る」といった本を紹介していきたいと思います。

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駆け足で振り返る日本

ウルトラマンの愛した日本
 ウルトラマンタロウ 著
 和智正喜 訳


初代ウルトラマンから最も「新米」のウルトラマンゼロのエピソードを通して、1960年代後半(昭和30年代後半)から以降の日本の姿を振り返るもの。
著者はウルトラマンタロウで、和智正喜氏が翻訳した、となっている。

ただ、ウルトラマンからウルトラマンエースまで、「ウルトラマン兄さん」等のように「兄さん」をつけたり、「ウルトラマン」と呼び捨てにしてしまったりしているところがあるのは、ご愛嬌。
こういう点を注意すべきなのは、著者なのか、翻訳者なのか、はたまた編集者なのか・・・。

ウルトラマン、ウルトラセブンだけで1章を占めており、帰ってきたウルトラマンからウルトラマン80まで5人のウルトラマンで1つの章、最後の章で、それ以降の8人のウルトラマンが語られる。
新書の平均的なページ数からすると、かなり駆け足、という印象を受ける。

比較的、ページ数を割いている、ウルトラマン、ウルトラセブンの部分でさえ、当時の社会現象や情勢を少し詳しく紹介するくらいに留まっている。
やはり詰め込みすぎ、という感じは否めない。
それから、脚注がやたらと多いので、めまぐるしく行ったり来たりしなければならなかった。

悪い点ばかり挙げてしまったが、印象に残ったのは、ウルトラマンタロウが東光太郎(タロウが宿った相手)について語る部分。

「型破り」
「かなりのおっちょこちょい」
「(タロウが宿る前の生身で怪獣に飛びつくエピソードを紹介して)やりすぎだ!」
と評しているが、
「あれ(ウルトラマンタロウの最終回)以来、今に至るまで、私は光太郎に会っていない。
 だが、彼は唯一にして最高の・・・。
 仲間?
 相棒? いや、それも違う。

 東光太郎。
 いいところも悪いところもすべて含めて、君はもうひとりの"私"だった。
 君がいくつになっても、たとえ地球人としての生涯をまっとうした後でも、それは永遠に変わることはない。」
と語っている。

異星人が宿る(または異星人に宿る)という事は経験がないので、共感する、とまでは言わないが、「ものすごく大変な仕事をした時の相棒」と考えれば、分からなくもない感じがする。

この本の本来の趣旨からすると、見当違いの部分で反応してしまったが・・・。

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