小人閑居

「ベストセラー」より「知る人ぞ知る」といった本を紹介していきたいと思います。

Articles

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

変えますか?

9条どうでしょう
 内田樹  小山田隆   平川克美   町山智浩
  ちくま文庫


ここ数年、憲法についての話題になる事が多い。
そのため、毎年、この時期、憲法に関する本を読む事が恒例となりつつある。

今年、読んだのは内田樹と、彼が選んだ3人が語る憲法9条を中心とした憲法論である本書。
「虎の尾を踏むのを恐れない」という触れ込みだが、主に踏んでいるのは改憲派の「尾」

4人に共通しているのは「なにがなんでも憲法を守れ」と言っているわけではない、と言う点。
「変えてもいいけど、なぜ今、変えなければならないのか?」という点が根底で共通している。

自分が分からない点もまさにそこだった。

結局のところ、改憲派の人は「変える事」が自己目的化しているような気がする。
突き詰めると「自主憲法を制定した」という事実を作って、自分のプライドを満たそうとしているだけでは?

今の憲法を根本的に変えたとして、何を目指すのか?

なんだかんだ理屈はこねても、「平和国家」という看板は降ろさない(まさか憲法で「侵略国家」を掲げよう、という人はいないだろう)から、結局、9条がジャマなのだろう。

9条を無くす事で「普通の国」になる、と言う人もいる。
が、「普通の国」とは他国と戦争する事もできる、という意味になる。

そういう覚悟を持った上で主張しているのかは、はなはだ疑問。
自分だけは安全な所にいる、という前提でモノを言っている気がしてならない。
(特に政治家は安全な場所にいる充分な理由があるから)

本書の中では、町山智浩氏が最後にこう語っていたのが印象に残る。
「そんなに軍隊を持ちたいなら持てばいいが、その場合は自分もちゃんと兵隊やれ」
(外国では職業軍人に軍隊を独占させるのは危険なので、国民皆兵制を敷いている国もあるらしい)

改憲派の人たちは、どう答えるだろうか。
スポンサーサイト

トラックバックURL

http://randokukanso.blog79.fc2.com/tb.php/582-6e96a642

この記事へのトラックバック

この記事へのコメント

コメント投稿フォーム

管理者にだけ表示を許可する

Paging Navigation

Navigations, etc.

About This Website

/
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。