小人閑居

「ベストセラー」より「知る人ぞ知る」といった本を紹介していきたいと思います。

Articles

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

二者択一

どしゃぶりのひに
 木村裕一 作
 あべ弘士 絵


「あらしのよるに」シリーズ 第5弾。
1~4作目までは「起・承・転・結」の「起」「承」の部分にあたるが、本作は「転」となる。

「ひみつのともだち」であったメイとガブの関係が「ひみつ」でなくなってしまう。
その時、メイとガブがそれぞれ、仲間から突きつけられた要求は2匹にとって過酷なもの。

「ひみつのともだち」か、同族の仲間か、どちらかを選べ。

4作目までは、メイとガブの芯の強さを感じるエピソードはあったが、全体として、ほのぼのとした雰囲気があった。
が、本作では一転、悲劇的な雰囲気。
(タイトルの「どしゃぶり」が暗示している。)

ところで、自分がこんなツライ二者択一を迫られたら?

おそらく、こちらから出す「情報」と相手から得る「情報」のどちらも少しずつ「改ざん」するだろう。
そして、「情報」が正しくない、と分かった時点で、「相手からウソをつかれた」とか言って、それを理由にして、段々、距離を取るようにして、同族の仲間の下に戻っていくだろう。
(相手も同じ「理屈」が使えるように、こちらの「情報」も「改ざん」しておくわけだが・・・)

我ながら、こんな事を考えつくあたり、小賢しくなったとか、汚れたな、と思う。

が、メイとガブの2匹は、こんな対応せずに、真正面からぶつかる。
それこそが2匹の芯の強さなのだろうか。
スポンサーサイト

トラックバックURL

http://randokukanso.blog79.fc2.com/tb.php/592-bb0b1db3

この記事へのトラックバック

この記事へのコメント

コメント投稿フォーム

管理者にだけ表示を許可する

Paging Navigation

Navigations, etc.

About This Website

/
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。