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本当にあった(?)コワい話 

遠野物語remix
 京極夏彦×柳田國男
  角川文庫


柳田國男の「遠野物語」
それを京極夏彦が現代語訳したもの。

「遠野物語」には興味があったが、読みにくそうで敬遠していた。

「まんがで読破」シリーズで「遠野物語」があったので読んでみたが、アレンジしすぎで、全く別物と化していた。
そこで、ちょうどいいものがないかと思っていたところ、本書の事を知ったので、読んでみた。

語り継がれていた短い話を集めたもので、短いものは数行で終わってしまう。
昔話を集めたもの、というより、怪奇現象、怪奇体験といったウワサ話を集めたもの、という感じ。

河童、座敷童子、山姥など、お馴染みの妖怪達が登場するが、人々の反応は、野生動物を見た時の反応に似ている。

妖怪達が村人に悪さをしなければ、村人も妖怪達に特に何をするわけではない、というのが基本。
姿を見かければ、驚き、警戒はするものの、どこか「ああ、アイツか」という感じ、と言えばよいだろうか。

時にどちらかが一線を越えてしまい、軋轢が生まれるたりする事も・・・。


よく出てくる話で「山人(山男、山女)」の話がある。
山に住み、体が大きく、赤ら顔(のことが多い)、言葉も通じない事が多い。

何度も登場するので、ついつい正体が何だったのか、と考えてしまう。

素人推理だが、「山人(山男、山女)」は同じ「人」なのだろう。
金山衆的な集団だったり、流民だったり、もしかすると漂着した外国人もいたかもしれない。

語られる妖怪、怪奇現象の正体は何なのだろう、と自分なりに想像してみるのも面白い。
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カテゴリ: 京極夏彦・柳田國男

テーマ: 読書感想 - ジャンル: 本・雑誌

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