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大爆発 

宇宙最大の爆発天体
ガンマ線バースト
  村上敏夫
    ブルーバックス


宇宙での特大の爆発現象、と言われた場合、誰もがすぐ思い浮かぶのは「超新星爆発(スーパーノヴァ)」
超新星爆発(スーパーノヴァ)を解説した本を読めば、少なくとも想像が追いつかないくらい、もの凄い現象だ、という事くらいは分かる。

が、その超新星爆発を超える現象が「ガンマ線バースト」と呼ばれる現象。

超新星爆発(スーパーノヴァ)の中でもブラックホールができるほどのものは、区別され、「極超新星爆発(ハイパーノヴァ)」と呼ばれる。
爆発の規模の違いで区別されるのだが、その違いは、文字通りの意味での「桁違い」

超新星爆発(スーパーノヴァ)の段階で、想像力がギブアップしているので、「とんでもなく凄い現象」としか認識できない。

ガンマ線バーストは、極超新星爆発(ハイパーノヴァ)でブラックホールができる時の「産声」だそうだ。
突然、現れ、あっという間に終わるのだが、瞬間的にとはいえ、その明るさは全宇宙の星の明るさを合わせたものより、明るくなるらしい。

これ以上ないくらい、迷惑な産声。
ガンマ線バースト自体は1967年頃には発見されていたが、原因が分かったのは約30年後。
その強力なエネルギーと、発生時間の短さが原因究明の最大のネックだった。

本書では、ガンマ線バーストの解説と、その原因が解き明かされる歴史を解説したもの。

専門的になる部分は、歯が立たなかった。
が、科学者がガンマ線バーストの原因を解き明かす歴史は、二転三転して面白い。
天文学者の多くが支持しなかった説が最終的に正しかったなど、なかなかドラマチック。

遠い世界でのことであるガンマ線バースト。

が、人間の体に使われている、鉄より重い元素、金属はガンマ線バーストと共に作られたかもしれないらしい。
だとすると、何も知らずにガンマ線バーストの恩恵だけ受けていた、という事になる。

さらに地球も極めて弱いガンマ線バーストを起こしているそうだ。
(「ガンマ線バースト」とは区別され、「ガンマ線フラッシュ」と呼ばれる。)

台風や前線の上空で、数ミリ秒のガンマ線フラッシュが発生するらしい。
その発生の仕組みは、今でも謎。
雷の放電とは、時間的に一致しないとか・・・。

ところで、本書の最後で紹介されていたが、ガンマ線バーストを使って、宇宙の「一番星」を研究するための人工衛星が計画されているらしい。

名前はガンダム(GUNDAM:Gamma-ray burst for Unravelling the Dark Ages Mission)
http://astro.s.kanazawa-u.ac.jp/~yonetoku/hiz-gundam/index.htm

やはり、アレのファンだったのだろうか。
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カテゴリ: 村上敏夫

テーマ: 読書感想 - ジャンル: 本・雑誌

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