小人閑居

「ベストセラー」より「知る人ぞ知る」といった本を紹介していきたいと思います。

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健康に感謝

無菌病棟より愛をこめて
 加納朋子
  文春文庫


人気ミステリ作家、加納朋子。
体調が悪いので、病院通いを始めた結果、2010年6月7日、「急性白血病」と診断される。
そして、緊急入院。

本書は著者本人による闘病記。

恥ずかしながら、著者の作品は「モノレールねこ」しか読んだ事がないので、ネットで「ミステリ作家」と紹介されていても、個人的には「?」となるばかりだった。
(「モノレールねこ」はミステリではないので)

闘病記、というもの自体、ほとんど(というか全然)読んだ事がないので、重い内容かと思ったが、それほどでもない。
勝手に予想していた「悲壮感満載」というものではなかった。

ただし、軽い内容だけではなく、読むだけでも、痛くなりそうな部分もかなりある。
なんだか自分も体調が悪くなり、グッタリしてしまうのではないか、と思ってしまう時もあった。
が、どこか「柔らかい」のだ。
そういえば、「モノレールねこ」の時も同じような事を感じた。

化学療法を始めて、頭髪が抜け始めると、
・「ハゲ」という言葉は使用禁止
・「励む」「励み」は、ギリギリセーフ
・「励ます」は前後の文脈から、誤解を招かないか慎重な検討が必要
といった「ルール」を作ったりしている辺りは、噴きそうになった。

ただ、入院生活は決して、お気楽なものでなく、肉体的、精神的にツライ、という事も多々、書いてある。
いや、むしろツライ事の記述の方が多い。
だからこそ、少しでもユーモアを忘れたくなかったのだろう。

自分なら、あっという間に「イジケモード」に突入する自信がある。

ひとまず「健康」である事に感謝。
「予備群」だったり、小さな「故障」があるにしても。
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