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紙の魔法使い 

折り紙でたくさんの笑顔を
 田島栄次 著
 学研


読了日:2018/07/28

あらすじ・要約:
全盲の折り紙作家であり、「折り紙大使」として、世界各国を巡った加瀬三郎氏の物語。

気になった言葉:
その子ゾウは、ただ親ゾウを小さくしただけじゃないか。もっとかわいくないとなあ。

感想:
目が見えないのに折り紙!?
・・・と思うが、加瀬氏が折り紙を教えた子供たちの中には、指が無い子、両手両足が無い子も含まれていた。

目が見えなければ、紙を触った感覚を駆使し、指が無ければ手首や肘で、両手両足が無ければ(手伝ってもらいながら)口を使って、折り紙を楽しむ。
やってみたい、と思えば、なんとかその方法を探し出す強さが印象的。

創作折り紙ができる健常者の人の頭の中がどうなっているのか、想像がつかないが、全盲なのに創作折り紙ができるというのは、もはや魔法使いとしか思えない。
そんな加瀬氏の代表作は「ハローフォックス」と名付けられたキツネの折り紙。
20180728_折り紙でたくさんの笑顔を

このキツネを世界中の子供たちに教えまわっていた。

折る回数は6回のみ。
極めて少ない手順にもかかわらず、キツネの特徴がよく出ている。
しかも、シンプルなだけに紙の種類や、折り手によって、細身だったり、恰幅がよかったり、派手だったりと、キツネに「個性」が出てくる。
これは子供は喜ぶだろう。

自分も趣味で折り紙をやっているが、複雑なモノに走る傾向がある。
(詳しくはコチラ
それだけにシンプルな折り紙の、小さい子供から高齢者まで、誰でも楽しめるという、間口の広さには、うらやましさを感じてしまう。

ところで、「気になった言葉」に挙げたのは、加瀬氏が自信作の親子ゾウを近所の子供に見せた時に受けた「批評」
キビシイ!

折り紙を人にあげる時は、ドヤ顔などしない方が身のためだろう。
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カテゴリ: 田島栄次

テーマ: 読書感想 - ジャンル: 本・雑誌

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