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私は誰? 

「ファースト・コンタクト」
  金子 隆一  文春新書


SETI (Search for Extra-Terrestrial Intelligence) とは、地球外
知的生命体の存在を検知しようとするプロジェクト。
知的生命体ならば、必ず電波を使っているハズだ、ということで、
人工的に発生させたと思われる電波を探している。

ロバート・ゼメキス監督の映画「コンタクト」の世界、と言うと
分かりやすいだろうか。
ただし現実の方は、地球外生命体からの通信は受信していないが・・・。
ちなみに「コンタクト」の原作者カール・セーガンは、SETI プロジェクト
の中心メンバーの1人である。


地球外生命体、と言うと次のドレイク方程式が有名である。

 N=R* ×fp × ne × fl × fi × fc × L
  N :銀河系内に我々と更新可能な文明数

  R*:銀河系内で1年間に誕生する恒星の数
  fp:その恒星が惑星を持つ確率
  ne:それらの中で生命の発生し得る条件を備えた惑星の数
  fl:その惑星に実際に生命が発生し得る確率
  fi:その生命が知性を持つ確率
  fc:彼らが恒星間電波通信を行うまでに進化する確率
  L :その文明の寿命

フランク・ドレイクが作ったものだが、その後、この式だけが
一人歩きしてしまい、確立された理論のように扱われることもある。
が、本来、議論の叩き台として、作ったものにすぎない。

見て分かる通り、各項目に入れる値は、一体どうやって計算したらいいか
分からないような数値ばかり。
何かしら根拠(らしきものも含めて)のある推定値を入れるにしても、
その人の考え方次第でどんな値にもなり、結果はバラバラ。
例えば「生命」とは何か、という定義をするだけでもかなりの議論になって
しまうだろう。それに「文明の寿命」など、どれくらいと考えればいいのか、
皆目見当がつかない。
だが、地球外生命体を考える上で右辺の各項目は、どうしても外せない、
というのは何となく理解できる。


アポロ計画の宇宙飛行士が「月へ行くことの意義は?」と問われた時、
「地球を外から眺めるため」と答えたという。
SETI プロジェクトもこれと同様で、自分達は何者なのか、という問いにも
なっている。
他社と比べることによって、自分がよりよく分かるようなものだ。

ところで、言うまでもないが、SETI 計画には、成果らしい成果はまだない。
1977年8月、オハイオ州立大電波天文台が一回だけ受信し、それきりだった、
通称「ウー信号」を除いて・・・。


<追記>
「ウー信号」以外にもう一つ 1985年、スピルバーグ全面協力のもとに
行われた"メタ計画"において、5つの信号が届いたそうです。
ちなみにこちらもその正体は不明。
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カテゴリ: 金子隆一

テーマ: 読書感想 - ジャンル: 本・雑誌

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